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地理情報システム(GIS):国立公園の自然環境インベントリ整備情報について

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国立公園の自然環境インベントリ整備情報とは

  再生可能エネルギーの導入促進の取組みが進められているなかで、国立公園や国定公園などの自然公園の周囲においては、景観などへの配慮が求められています。このため環境省では、全国34か所の国立公園における地質・地質、動植物をはじめとした景観要素に関する既存資料を網羅的に収集し、インベントリとして整理しました。

  国立公園の自然環境インベントリ整備情報では、収集した情報をもとに「重要種分布図」、「重要な生物群集図」、「利用上重要となる視点場」、「国立公園計画の見える化」及び「情報GAP図」ごとに主題図を作成しており、WebGIS(インターネット地理情報システム)で閲覧することができます。当主題図と文献リストを合わせてご確認頂くことにより、国立公園内における景観要素に関する情報を効果的に把握することができます。


【重要種分布図】

  既存文献等で報告されている重要種(この主題図では、国、都道府県及び市町村レッドリスト掲載種並びに天然記念物指定種を重要種としています。)の種数を表示しています。種数は原典資料に記載されている精度にあわせて、3次メッシュ(約1km×1km)、5kmメッシュ、2次メッシュ(約10km×10km)及び市町村毎に集計したものとなります。なお、種数は原典資料に記載されている和名をもとに計算しています。


【重要な生物群集図】

  既存文献等で報告されている重要な生物群集(この主題図では、国立公園の風景地を特徴づける、希少性・学術性・脆弱性等の観点から重要と考えられる植物群落などを「重要な生物群集」としています。)を表示しています。


【国立公園計画の見える化図】

  国立公園計画書には、公園区域や各地種区分の設定根拠とされている景観要素が示されています。この図では、これらの景観要素を各種景観要素リストおよび2.5万分の1現存植生図、20万分の1日本シームレス地質図から抽出して作成しました。


【情報GAP図】

  既存文献等で報告されている情報のうち、いずれの景観要素に関しても位置情報が得られていないメッシュを示したものです。特に生物の分布を示した主題図(重要種分布図、外来生物分布図、野生鳥獣分布図)については、分布情報がない箇所が存在しますが、分布図からは、この原因がもともと分布していないことによるものなのか、調査等が実施されていないことによるものなのかを読み取ることができません。そこで、この主題図をあわせて確認いただくことで、これまでの調査等の実施状況を把握することができ、より正確な情報を得ることができます。



収録している情報

  • 国立公園境界 ※全国環境情報に収録(自然公園区域(国立公園))

  • 主題図①重要種分布図

  • 重要種分布図(3次メッシュ、2次メッシュ、市町村、5kmメッシュ)

  • 主題図②重要な生物群集図

  • 巨樹・巨木林

  • 特定植物群落

  • 脆弱な植生

  • 自然林

  • 半自然草原

  • 藻場

  • サンゴ礁

  • 主題図③利用上重要となる視点場

  • 山頂

  • 展望地

  • 公園計画に記載のある視点

  • 主題図④国立公園計画の見える化

  • 景観要素

  • 主題図⑤情報GAP図

  • 情報GAP(3次メッシュ)


環境省大臣官房環境影響評価課
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